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響一の彼女の名前は、逢坂桜子と言います。
何とも可愛らしい名前の彼女は、俺が響一にしたいこと、そしてしてほしいことを全てできる権利を持っています。
俺のしたいこと、俺のしてほしいこと。
例えば、手を繋ぐ。
例えば、キスをする。
例えば、抱き締めてもらう。
例えば、髪の毛に触れてもらう。
例えば、手を少しだけ縛ってもらう。
例えば、目隠しをして焦らしてもらう。
例えば、ベットに二人で潜って触り合う。
例えば、響一の部屋に隠しカメラを付けて、響一の癖や彼女をどんな風にいじめて焦らしていたぶっているのかを見て、それを全部自分に置き換えてからゆっくりと眠りたい。
彼女はきっと、俺の欲望の全てを叶えられる幸運な居場所にいつもいて、その欲求を手に内に入れています。
俺はいつも、響一が彼女と一緒にいるところを見る度、その思考をぐるぐる回しながら二人の姿を傍から凝視しています。
なあ、響一。お前はもうわかっているんだろう。この前言ったじゃないか。俺はお前のものなんだろ。なのに、いつまでこの仕打ちを俺にし続けるんだよ。
早く耳、触らせろよ。
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