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「相沢さ…
病気になっちゃって、一生懸命闘って来たんだって。
今は落ち着いてるらしいけど、いろんな話聞いてたら、なんかほっとけなくて。
病気の事とか詳しくわかんねーけどさ…
そんな状態なら、気分転換の外出するにしても、親の心配も倍だろ?
だから俺が色々やってやらなきゃって…」
予想外の桜の真実を聞いて、彩香はしばらく返す言葉が見つからなかった。
しかし、それに対して哲平は真剣に向き合っている。
今までの哲平からは、想像もつかないひたむきさが伝わって来た。
「…そうだったの。
それでひとつの薬として、今日連れて来たんだ?」
「そう。
でも井上の態度があんなんじゃ、逆にストレスだったかもな…」
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