香月と一志

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「一志ー、構ってー」 集中だ、集中。 とりあえずこの英語の文法を覚えて……。 「なぁ、一志……」 香月さんの声がすぐ耳元で聞こえるのは無視だ。 平常心、平常心。 「構ってくんないなら、勝手にするからな?」 もう勝手にしてくれよ。 そしたら俺も勉強に集中出来るし。 黙々とノートに英文を書き写していると、香月さんの手が俺の下半身に伸びてきた。 「なっ……何してんだよ!」 「一志は勉強に集中してなって」 「はぁ!?」 ジーンズの布越しにソコを擦られて、ピクリと肩が揺れる。 ホントに何してんだ、この人! 「香月さんっ……触んなって」 「ほら、一志。勉強、勉強」 顎でノートを示しながらも、香月さんの手は止まらない。 それどころかジーンズのファスナーを下ろし、下着の中にまで手を差し込んできた。 .
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