秋…その後

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「なるほどねぇ。 あのさぁ…腹減ったからそこのクレープ食べない?」 かっちんの電話で起き、何も食べずに桜を迎えに来た哲平は、入口にあるクレープ屋の香りですっかりお腹が空いてしまっていた。 「いいね! ってか、渡辺甘いの食べれるの?」 ―哲平は甘いのNGってイメージだったんだけど… 「食べれるどころか、大好きだけど!! 行こうぜ!!」 哲平は先にクレープ屋に向かって歩き出した。 桜は哲平のそばに駆け寄ると、哲平の顔を見ながら言った。 「意外意外!! あたし甘いものに目がないから、渡辺も好きなら遠慮なく食べれるなぁ♪」 そう言いながらクレープ屋の列に並び、桜はいちごと生クリームのクレープを、哲平はチョコと生クリームとバナナのクレープを買った。
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