第1章

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今日は土曜日、昨日のお酒が残っているのか 朝から頭が痛く、紗枝は、 ベットで横になっていると電話が鳴った。 「もしもし…」 「紗枝…」元気のない声だった。 「どうしたの?」 昨日、居酒屋であゆみと話していた 友人達の一人優だった。 「彼氏が浮気した…」 「え?」 「紗枝…もう腹が立って…別れるわ。」 優は興奮しているようだった。 「優、落ち着いて…」 「もう…信じていたのに…何で…」 優は泣き出してしまった。 「優…一緒に話そうよ… 良かったらこれから家においでよ。」 紗枝がいう。 「うん…」 「ねぇ…優」 「何?」 「そんな状態の時、悪いんだけど……」 「わかった!何か買っていけばいいんでしょ?」 「ごめん。。。何も食べるものないから…」 「了解!」 優は、家も近いこともあり良く 紗枝の家に遊びに来ることが多かった。 彼とケンカをしたり、彼と別れたり、 何かあると優は紗枝に相談をしていた。
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