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しばらくすると優が買い物袋を下げて、
紗枝の家にやってきた。
ピンポーーン。。
「は~い…」
紗枝がドアを開ける。
「ごめんね。買ってきてもらっちゃって…重かったでしょう?」
「大丈夫だよ~」
と言いながら、家の中に入ってくる。
「紗枝…二日酔いなの?」
優が聞く。
「昨日、あゆみと会って…
ちょっと飲みすぎた!」
紗枝が髪をかきあげなら言うと
「え~~私もあゆみに会いたかった~」
と言って、優は悔しそうな顔をしていた。
「そっかぁ…今度皆で会おうよ…」
と紗枝が言うと
「そうだね」
と優もいっていた。
そして、優は買ってきたものをテーブルに並べながら、
元気に振舞おうとしている優の顔は元気がなかった。
「わぁ…色々と買ってきてくれたんだね~ありがとう…」
と言いながら、紗枝がコーヒーを入れていた。
サンドイッチにおにぎり、オムライスにパスタ、
色々なものが次から次へとテーブルに並ぶ。
「これ…全部食べたら太っちゃうね。」
紗枝が言うと
「2日間あれば食べきるわ。」
優が言う。
「そうだね。じゃーー食べよう!」紗枝は、
“今日はお泊まりか…彼氏と深刻なのかしら…”
と心の中で呟きながら、
優が話したくなるまで、紗枝は、
優の彼のことは聞こうとはしなかった。
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