第1章

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しばらくすると優が買い物袋を下げて、 紗枝の家にやってきた。 ピンポーーン。。 「は~い…」 紗枝がドアを開ける。 「ごめんね。買ってきてもらっちゃって…重かったでしょう?」 「大丈夫だよ~」 と言いながら、家の中に入ってくる。 「紗枝…二日酔いなの?」 優が聞く。 「昨日、あゆみと会って… ちょっと飲みすぎた!」 紗枝が髪をかきあげなら言うと 「え~~私もあゆみに会いたかった~」 と言って、優は悔しそうな顔をしていた。 「そっかぁ…今度皆で会おうよ…」 と紗枝が言うと 「そうだね」 と優もいっていた。 そして、優は買ってきたものをテーブルに並べながら、 元気に振舞おうとしている優の顔は元気がなかった。 「わぁ…色々と買ってきてくれたんだね~ありがとう…」 と言いながら、紗枝がコーヒーを入れていた。 サンドイッチにおにぎり、オムライスにパスタ、 色々なものが次から次へとテーブルに並ぶ。 「これ…全部食べたら太っちゃうね。」 紗枝が言うと 「2日間あれば食べきるわ。」 優が言う。 「そうだね。じゃーー食べよう!」紗枝は、 “今日はお泊まりか…彼氏と深刻なのかしら…” と心の中で呟きながら、 優が話したくなるまで、紗枝は、 優の彼のことは聞こうとはしなかった。
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