第2話 謎の客

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『そうか、若いのに大変じゃな。 ワシに出来る事があれば、いつでも 此処に来なさい。』 と白髭のおじいさんが言った。 『ありがとう、おじいさん。 あ、そうだ・・今度、店においでよ。 はい、サービス券あげる。』 とサトルが白髭のおじいさんに渡した。 『なんだね?この紙切れは?』 とサトルに聞き返した。 『サービス券だよ、特別だからな。 その代わり、俺がいる時にしか使えない から。』 とサトルが言った。 『そうか、わざわざすまんな。 時間あったら、飲みにいくぞ。 さて、ワシは帰るとするか。』 『もう、帰るのか?だったら、俺が 送るよ。 そろそろ、店に帰らないと店が込むから ね。』 とサトルが言った。 『ほほほほ、優しいの。』 と白髭のおじいさんが笑った。
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