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ある町の喫茶店にサトルとアズサがいた
二人は、高校の同級生である。
大学も一緒だが、学部が違った。
ある日、喫茶店に集まったサトルとアズサ。
二人は、打ち合わせの為に喫茶店に
やってきた。
「サトル、台本持ってきた?」
とアズサが言った。
「うん、あるよ。
今日って、セリフ合わせ?」
とサトルが言った。
「ううん、違うよ。お前に聞きたい事が
あってな、いいだろう?」
とアズサが言った。
「俺に?なんだよ、聞きたい事って?
彼女は居ないからな。」
と答えた。
すると、アズサの表情がさっきとは
変わって真剣な眼差しになった。
「昨日、サークル何で休んだ?」
「昨日?体調不良だよ。
部長にも言ったよ。」
とサトルが答えた。
「そうか・・・・それは、本当なのか?」
「どういう意味だよ?」
「実はな、お前を見かけたって言う話を
聞いてしまったんだ。」
「見間違いだよ、他人のそらにだな。」
とサトルが答えた。
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