第1話 記憶喪失

8/9
前へ
/27ページ
次へ
「え?マスターが歴史? ちなみに日本史ですか?世界史ですか?」 とアズサが言った。 「日本史だよ、結構面白いって評判が よかったんだ。」 と政之が言った。 「あ、もしかして髪の毛アフロでした?」 とアズサが政之に聞いた。 すると、政之は休憩室に行き何かを 持ってきた。 「これ、覚えてる?」 とアズサに質問した。 アズサはそれを見て 「わかりませんね、何ですか?」 と言った。 「高校卒業の日に皆で書いたんだ。 サトル一人だけ、参加出来なくてね。」 と政之が言った。 「知らなかった。」 とアズサが言った。 「目が覚めたのは、入学式の1週間前 あれから、ほとんど無口なんだ。 時折、何処かに行ってくるって言って 休憩時間に居なくなるんだ。」 と政之が言った。
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加