ハロウィンイベント

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「南、スマホの電源を切って。スマホから発信されている位置情報で、俺達の動きがバレるかもしれないから。 そして、克が戻ってきたら、ここを出よう。」 「わかった。」 私はスマホの電源を落とした。 いよいよ、高田氏との最後の戦いが始まる。 NLを出れば勝利。 「みんな無事か? やっぱり、逃げるには、世界の家の間を通って、5区に出るのが一番早そうだ。 世界の家の区域は、たとえ、スタッフが襲っても、隠れる場所がいっぱいある。 のり、悪いが美咲を連れて一緒に5区を目指して欲しい。 ここは、危険な気がするから。」 克は、のりが反対しないように必死で訴えた。 「わかってる。 今、克が戻ってきたら、ここを出ようと話してたとこだよ。」
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