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「拓。すごいね。
私達が休憩している間、警察の手伝いをしたの?」
拓がまるで警察内部の人間のように話すのを聞いて、美咲が拓に確認をした。
「ああ。俺、一応探偵だからな。
佐藤探偵と一緒に警察に協力させてもらっていたよ。」
さすが、拓。
探偵らしくなってきたね。
佐藤探偵、見かけないと思ったら、警察に協力していたのか。
「じゃ、どうして、高田氏がNL内にいるってわかったの?
外から鬼やスタッフを操ってるって思っていたから。」
美咲が、どんどん質問をしていく。
「あれだけ強い妨害電波を流しているのに、イヤホンマイクはたいした構造じゃなかった。
この程度のもので、外部からの電波を受け取れるはずがないと思ったから、高田はNL内部にいると推測した。」
「高田氏は、自分で自分の首を絞めたのね。」
私が言うと、みんなが笑った。
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