エピローグ

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マンションの窓から下を見ると、まだ記者が1人いるのが見えた。 私は静かに部屋を出て、マンションの裏口のドアを開け、誰もいないのを確かめると、克が指定した喫茶店に急いだ。 急だったから、服はジーパンにTシャツというラフな格好。 折角、久しぶりに克に会うのに、もっとおしゃれしたかったな、と思いながら、喫茶店に入った。 克が手を振ってくれたから、すぐに克を見つける事が出来、克と向かい合わせに座った。 「南、久しぶり。 監禁生活はさみしかっただろ?」 「ずっと、記者が見張っているから、買い物すらいけなかったよ。 暇だったから、テレビを見ようとしたら、NLの話題ばっかりだし。」 「そうだよな。 俺もめっちゃ暇だった。」
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