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二人は、グレゴリオの背中を見送りながら…
傭兵団副団長グレイ
『お偉い貴族様は、庶民の出身である俺が、お気に召さないらしいな(笑)』
グレイは、肩を竦めながら苦笑いを浮かべると…
『私達二人が…だろ?』
女郎花も苦笑いをしながら同意を求める。
傭兵団副団長グレイ
『この国は、歴史がある分…様々な歪みがある…貴族は、プライドばかり高く庶民を家畜の様に見ているしな…』
『グレゴリオの奴…この前の御前試合で、俺達に負け陛下の前で、醜態を晒した事を根に持ってるな…』
白の聖騎士団長女郎花
『惜しいな…剣の腕は、確かなのだが…驕りが剣筋を鈍らせている。』
女郎花達は、立ち去るグレゴリオの背中を見送りながら…この国の未来を憂いていた。
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