第1章

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   二人の旅立ちを飾る    サーモンピンクの黄昏は    流れる雲さえワインカラー    お花畑の真ん中のペンションで    仲間たちに祝福されて    ハッピーウェディング    採れたての果実や野菜たちと    オーナー手製のオードブル    真心のこもったプレゼント    少し不揃いなケーキに    キャンドルが灯る    ラベンダーの香りに包まれて    手作りのブーケと白のドレスをまとい    とびきりの笑顔を見せる君の横顔    そっと、横目で見ながら    幸せがこみ上げる    涙でぼやける君との思い出    六月の花嫁は幸せを運んでくる    北国のつかの間の夏を駆けて    咲き乱れる花たちが風に舞う    君との永過ぎた歴史が    今この瞬間に実を結ぶ    二人の十三年    色々と喧嘩したり、笑い合ったり    思い出を繰り返しながら    教会の鐘の中、誓いの口づけ    君が投げ入れたブーケ    まだ、あどけない少女が    しっかりとつかんでいるよ    また、新しい歴史が始まる・・・    きっと、幼友達から親友へ    親友から、いつしか恋が芽生え    恋から愛へ    助け合ったり、喧嘩したり    二人で大切に育んでいくんだね    幸せになろう、二人で・・・    いつまでも・・・    みんなに云おう、「ありがとう」
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