Change. 赤×青

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~Atae~ とりあえず売店で用を済まして サボリ場所に行く。 真「なんで千晃から逃げたんやろ。」 そんな独り言を呟く。 俺ってまさかの…。 真「そんなことないか!」 ?「え?なにが?」 寝転んだとこの頭上に 学園の天使とか言われとる幼馴染みが。 真「なんやねん。千晃か…。」 千「なんやねん。ってなんやねん。」 真「なにしにきたん?」 とりあえず聞く。 なぜか嬉しく思う自分が嫌になる。 ふふんと笑って得意気に言う千晃。 千「サボり(笑)」 真「なんでサボりやねん!」 千「真ちゃんもね。」 理科だから嫌なんだぁ。 とかなんとか言っとる。 千「真ちゃんは?」 真「英語。」 千「なんでサボりに来たの?英語得意じゃん。」 そう、英語は5教科の中では唯一得意。 けど、なぜかあの光景を目にした後 全てにやる気がなくなった。 真「めんどいねん。」 千「いーじゃん!まだ1年生の問題は 楽勝でしょ。」 千晃は中学生やろってくらい 身長が低いけど俺より年は上。 千「あっ。今日一緒に帰ろ。」 千晃の長所の笑顔で言われると 断りづらい…。 ‘‘別にええで。’’ 俺はまだまだ甘い。
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