2人が本棚に入れています
本棚に追加
ーーーーーーーーーーーーー
ーー二カ月前
「結美!どういうことなの!?」
あーあ、また叫んでるよ。
荒川結美子は深々と溜め息をついた。
母親にはうんざりしている。
昔っからずっとこうだ。
わけのわからないお嬢様学校に入れられ、わけのわからないドレスを着させられ、もううんざりだ。
大人になれば自由になれると思っていたのに、父親の事業がうまく転がり込んでしまったため、母親の権限も増すばかり。
「結美!聞いてるの!?」
聞いてないよ、まったくもう。
最初のコメントを投稿しよう!