01.はじまりの軽音部

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「まー、季優(キユウ)らしいけどね。 わたしなら、断然ボーカルかなー」 美亜はそうだろうな。 ビジュアル的にも声とかも、確かにボーカルがダントツだから。 「よし、決めた!」 同時に席を立つと、 「季優、何!? ビックリするんだけど!」 美亜は突然の私の行動に驚く。 「告る」と私。 「は?」と美亜。 「伊波江月“君”に告るよ!」 「……」 私は宣言するが、美亜はなぜか無言対応。
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