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「私の所、とは言っても姿を見るのは初めてだろう。なんせ、名も無き社の使いだから」
やしろ……まさかーー
「あっあの社の神様をー!?」
いやいや、とタユラは手を横に振り愛衣のベッドに座る男性に目を向ける。
「あの方が神様なのです」
男性は背を向けてずっと窓の景色を見ているのかピクリとも動かない。
本当に神様なのだろうか。
「そろそろ起きると思うけど……」
タユラは男性に歩み寄り少し見つめた後手を振り上げて思いっきり頭を引っぱく。
「た、タユラさん!?」
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