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驚く愛衣にユウマは肩を震わせる。
「ふふっ。うん。ここにいる物の怪達の話を聞いてたんだ」
「ええぇ!?」
物の怪、ということはーー
「ちょっと待って!ここを化け物屋敷にするんじゃあ……」
冗談じゃない!自分の部屋が怪奇現象の巣窟になりそうだ。
「しないよ。あ、そこ危ない」
慌ててベッドから降りようとする愛衣はユウマに止められた。
もしかして部屋中物の怪だらけだったりして……。
キョロキョロと辺りを見渡し愛衣は妙なものがいないか確認する。が、それらしきものは見当たらない。
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