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「愛衣様!」
ドタドタと足音を出しながらタユラが愛衣の部屋に入る。
神様がお腹を壊した、という妙な事を愛衣から聞いたからだ。
「うぅ……」
呻きながらユウマは左右に身体を捻る。
その傍らに愛衣が座って様子を見ていた。
「朝から社に来ていただきありがとうございます」
タユラはぴょんっとベッドに飛び乗りユウマの顔を覗き込む。
「ユウマ……大丈夫かな」
不安そうに見つめる愛衣。
その彼女とは裏腹にタユラはユウマを睨むように見下ろした。
「……神様、起きてください」
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