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ピクっと身体が震えたユウマ。顔は背けていて表情はわからない。
「神様、お腹痛くないでしょう?」
タユラの視線は冷たいものへと変わっていく。
愛衣は訳が分からず二人を交互に見る。
痛くないってどういうこと?
「愛衣様。神様は大丈夫です。だってお腹痛く無さそうですもん」
「そ、それってことは?」
「まぁ、おそらく。愛衣様に心配して欲しかったんだと思います」
ニコリと微笑むタユラ。
可愛いなぁと思いながら愛衣はユウマの頭をつついた。
「大丈夫なら言ってよ。でもどうして痛くないってわかったの?」
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