2人が本棚に入れています
本棚に追加
/43ページ
愛衣の自宅を出て社に向かった。
歩いて数分なのでさほど時間もかからないだろう。
「何?このひらひら」
「蝶だよ」
「へー……あ!あの毛むくじゃらは?」
「犬っていうの」
「ならアレも?」
「あれは猫よ」
あれは?それは?とユウマはなんでも興味津々。
立ち止まったり歩いたりの繰り返し。
「愛衣!これなに?」
「え?」
ユウマの手のひらに緑色をした二本の鎌を持つ虫が一匹。
「ユウマ、それはカマキリっていうんだよ」
最初のコメントを投稿しよう!