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余計に恥ずかしくなってはや歩きでユウマを追い越した。
「さ、早く社に行かなきゃね!」
それが本当の目的地だし!
振り返るとユウマとタユラが微笑んで頷いた。
社の階段を登りきると風が頬を撫でた。
温まった身体には心地いい。
愛衣は深呼吸をして、空を見上げる。
「神様!早く早くー!」
明るい声でタユラはユウマを呼び階段を駆け上がる。
ユウマはふぅと息を吐き、愛衣の横に並んだ。
「ここに来ると家に帰った気持ちになるよ」
家?ああ、そうか。社の神様だからか。
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