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「……可愛い」
「コイツ誰?コイツ誰?」
「神様!コイツ誰?」
手のひらの守り玉は愛衣の方を見る。
ユウマは守り玉を一つ摘みあげ、じっと見つめる。
「……美味しそう」
ボソッと呟いたユウマ。
守り玉はビクッと震え少し後ずさる。
「ゆ、ユウマ!ダメだよ!食べちゃ」
「マシュマロみたいで」
「かかか、神様がそんなことを言うなんて!」
「神様!怖い!」
「神様!怖い!怖い!」
足元の守り玉がぴょんぴょん飛び跳ねる。
可愛いなぁ、と改めて見つめる愛衣の隣でタユラが服を引っ張った。
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