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「愛衣様、下がっていて下さい」
「ど、どうして?……ん?」
何かがおかしい。
じっと立ち竦みタユラに寄り添う。
ユウマはサラサラと揺れる木の葉を見上げて目を細める。するとーー
「地震だ」
その言葉が合図かのように身体が左右に揺れ始めた。
しがみついていないと倒れそうな強い揺れ。自然が怒っているのか……。
「神様!怖い!」
「神様!やめろー!」
守り玉は跳ねながら守り玉はユウマに近づいていく。
仲間を食べられそうになったから警戒しているのかもしれない。
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