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「ユウマ!」
心配そうな表情で愛衣は叫ぶ。
ユウマはチラリと愛衣を見て守り玉の方を向くと微笑んだ。
「神様!敵?」
「危険!危険!」
「大丈夫。食べはしないから」
手のひらにいた守り玉を地面に下ろす。
ぴょんぴょんと飛び続ける丸いものにユウマはパチンと指を鳴らした。
すると一瞬にして守り玉が大人しくなった。地面の震えも止まり、愛衣は胸を撫で下ろす。
「さすが神様!」
タユラはにっこり笑ってユウマに駆け寄る。
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