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「鎮まるように念を送っただけさ」
得意げにウインクをし、地面に整列する守り玉をしゃがんで見下ろした。
「ごめんね。怖がらせてしまって……」
「うう……大丈夫」
「神様!平気!」
「そう。良かった……」
「ユウマ、大丈夫?」
少し離れた場所から愛衣が歩み寄ってきた。
眉毛がハの字になっていて、まだ心配しているらしい。
「大丈夫だよ。それより、愛衣こそ怪我とかしてない?」
「私は大丈夫。……もしかしてさっきの地震って……」
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