初めまして。

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「貴女は……?」 「私はタユラ。今日は貴女に大切な頼みをしにきたの」 ふっと笑みを浮かべ、タユラは愛衣の手を離す。そのまま座り込み、両手を前へ差し出す。 「……頼みって?」 「神様を、しばらく預かって欲しいのです」 「預かるって……え?」 神様を預かる?仏像か何かだろうか。 「それって……どういう?」 「お願いいたします!この通りです!」 いきなり頭を下げてタユラは懇願し始めた。 「あの!タユラさん!」
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