2人が本棚に入れています
本棚に追加
「貴女は……?」
「私はタユラ。今日は貴女に大切な頼みをしにきたの」
ふっと笑みを浮かべ、タユラは愛衣の手を離す。そのまま座り込み、両手を前へ差し出す。
「……頼みって?」
「神様を、しばらく預かって欲しいのです」
「預かるって……え?」
神様を預かる?仏像か何かだろうか。
「それって……どういう?」
「お願いいたします!この通りです!」
いきなり頭を下げてタユラは懇願し始めた。
「あの!タユラさん!」
最初のコメントを投稿しよう!