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「どうしたの?」
「いや、気になるブログがあったから結衣さんにも見てもらおうと思ったんだけど…ページが削除されたみたいだ。」
もう一度開いてみるも、結果は同じだ。
「まぁいいか。念のため写真撮っといたから。」
俺はスクリーンショットに収めたブログを結衣に見せる。
「これだ。」
「…………ふーん。」
「どう思う?誰が書いたのか…」
「誰かは分からない。どうせ、興味本位で勝手に誰かが書いたのよ。」
やっぱり、そう考えるのが普通か。
「そうだよな。それならいいんだ。」
「まさか、こんな物ごときで行くの止めるなんて言わないわよね?」
「言わないよ。」
ちょっと思ったけど。
「なら気にしない事ね。」
「わかった。…あと、もう一つ。BBSの書き込みなんだが、ここ、違和感無いか?」
”生んだ子ども” と書かれた部分を結衣に見せる。
「これなら私も見たわ。確かに変な感じはするけど、若い子にある間違いなだけじゃない?」
「…そうか。で、この子は参加させるんだろ?」
「どうして?」
「え…だって、この子参加するって断言してるから。もう参加者を決めて連絡したんじゃないのか?」
「え、あぁ…そうだったわね。そうよ。」
ん?
今の間はなんだ?
「…忘れてたのか?」
「最近、ちょっと色々考える事が多くて…つい。」
まぁ、良いか。
「俺が気になったのはそんなとこだ。」
「特に大きな発見は無かったわね。あとは当日…起きることを楽しみにね。」
「あぁ。」
楽しめるかどうかは別だけど。
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