第1章 ポンポン

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私のただならぬ気配を感じたのか、広武は小動物のように怯えている。 「勿論、じょっ冗談だよ。誰にも言わないって」 「言ったらコロスから」 耳元でそう囁くと、広武は更に怯えた。 誰にも知られたくない秘密が私にはあった。 広武は偶然知ってしまい、それからは不本意ながら、2人の秘密になってしまった。
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