第1章 ポンポン
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「チッ、中田か。面倒なことは私に任せるんだよな」 私は窓辺に置かれた古い木の机から飛び降りると、制服のスカートを叩き埃を払った。 「それは桐子ちゃんが先生の前だと良い子だからでしょう。中田先生まさか桐子ちゃんが自分の名前呼び捨てにしたり、舌打ちする子なんてこれっポチも思ってな…」 「痛っ!」 私は広武の頭を小突くと、職員室へと向かった。
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