第1章 ポンポン

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「痛みにもがく人を見て笑うなんて、桐子ちゃんどんだけ鬼なんだ」 「ちょーっと軽く捻っただけでしょ。大袈裟だねぇ」 広武は私に頭をポンポンとされると、子犬が尻尾をふるように嬉しそうに微笑んだ。 「頭ポンポン位で満足したか?安い男だな」 「桐子ちゃんのポンポンはなんか元気になれるの!!」 こちらが恥ずかしくなるくらい、広武は顔を赤くしてムキになり私のポンポン効果を熱く語ってきた。
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