ハプニングは突然に #2

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「――――――――――」 電気が流れたように、ビクリと体が跳ねた。 動かない視界に映っていたその指が 余韻を残して離れていく ( 落ち着いて、私… ) ” 男と風呂に入った事くらいあるじゃない ” そう言い聞かせて平常心を取り戻そうとした時、 私の傍を離れたかと思うと 後ろからバシャリと大きな水音が聞こえた。 バスタブから溢れたお湯が 足を通って排水溝に流れていく それを眺めながら (……駄目、  動揺したら負けなんだから ) 心の中でそう呟いた。 彼はリードの直系、 星5つの男 さっきみたいに何かを訊ねるって事は 興味が少しは向いている証拠じゃない この先に進んだら… きっと、私の欲しいものが手に入るはず …筈なんだから
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