ハプニングは突然に #2

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浅い息を何度か繰り返す 逃げるように急いで出るのも癪で 少し長めにシャワーを浴びた。 だけどどうやっても後ろが気になって 諦めてシャワーを止め、ドアへと目を向けた時、 「入らないの?」 水が動いた音と共に 低い声と視線が後ろから届く。 (―――――――――――) ただそれだけ ただそれだけなのに、体が熱くて鼓動が逸り出す。 「……喉が渇いたからもう出るわ  あなたは…ゆっくりして」 肩越しに一瞬だけ目を向けた私は ふいと逸らして湯気のこもったバスルームを後にした。
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