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「はい、勿論です
山梨さんおまかせコース、楽しみにしています」
「おまかせコース! ええな その名前ー
おー、任せてや
その辺の男じゃ連れて行かんような所
連れて行ったるから
じゃ、また連絡するな」
楽しそうな声に、私はくすくすと笑いながら
「はい、お休みなさい」
そう言って通話を終えた。
スマホをテーブルに置くと、
息をついて椅子に腰掛ける。
( すごいラッキーじゃない )
機嫌も損なわずにいられたし、
直前まで彩でいられたら
そのままの気持ちで同窓会に行けるような気がする
( ほんと、面白い人よね…)
関西人が全員面白いなんて思わないけど、
山梨さんは人を楽しませる、そんなオーラがある
ネックはあの人の友達って事だけど
(それがなければ、上客として最高だったのに)
そんな風に思いながら
液晶の消えたスマホを横目に眺めた。
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