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「今度の週末、何か予定は?」
だんだんと大きく目を開く私に、
彼はこちらを一瞥すると、
「出し惜しみしてるその魅力ってのを
一度見てみたい 」
「…ちょ、
なにそれ、勝手に決めな―――」
「それともやっぱり、自信がない?」
(―――――――――――)
その一言が私の何かに火を付けて、
うろんな目で彼を見上げると、
すぐに目を細めてにっこりと笑った。
「いいわ、デートしましょう
そこまで言われて黙ってられないし 」
彼はそんな私にふっと息をついて視線を外した。
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