怜奈と私

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視線を交わしたまま、少しの間が流れた。 「……それって、    あの子が若いから  気持ちが本物じゃないって言ってる?」 言葉を濁す私を貫くような眼差しや、 ”朔とあなたが本当に恋人なら、  ………私だって……” 何かを堪えるような、そんな声 脳裏に強く浮かんだそれに ぐっと指先に力がこもった時、 「今はそう思い込んでても、  すぐに移ろうって思ってる 」 (―――――――――――――) …なに、それ 「…それ、本気で言ってるの?」
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