怜奈と私

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日報を書き終えて 明日の予定にざっと目を通す。 そのまま時計に目を移すと 時刻は17時53分 あと数分で今日の業務も何事もなく終えようとしていた。 「小川さん、  それって何かしてるんですか?」 私の指を見ながら訊ねる長濱さんに、 「…え? あ、これね  手入れして来たの 何も塗ってる訳じゃないけど」 「えー、磨いたりするだけで  それだけでそんな綺麗になるんですか?  それなら私もやってみようかな…」 「やってみたら? 割と気分が上がるものよ」 「そうですかぁ  なら一度行ってみようかな」
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