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だんだんと視界が開けて、
眼下にいる人が小さくなっていく。
すぐ隣にはランドマークタワー、
遠くに目を移すとベイブリッジが綺麗に輝いていた。
ゆっくりと視線を向かいにすると
頬杖をつきながら外を眺める彼が瞳に映る。
(…本当に……)
ただこうしてるだけで絵になるなんて
見た目がいいって、怖い
知らずしらず眉を下げていると、
目の前の唇が小さく動いた。
「――――意外 」
「…え?」
「 観覧車に乗らされるなんて、意外だった
……あと、本当はこの後ろのに乗りたかったって事も 」
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