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一瞬だけ、間が流れる。
「…そうなんですか
皆さんお忙しいんですね」
口元を上げてそう返すけれど
自分の心音が大きく聞こえた。
彼の話題はしたくない
なのにやっぱり気になってるのは事実で、
「リードのM&Aの話、驚きました…」
迷いながらも静かに口を開くと、
瞳に映るその表情が少し陰る。
「そうだな、
うーん 難しい所だけど…
リードは来年で降圧剤の特許が切れるから
狙われるのはある意味仕方がないんだけど、
きっと何かいい案を考えてるとは思うよ」
「そう、ですよね」
そう言うしかないし、
そもそも私が心配することじゃない
もうこの話はやめようと
視線を落としてジーマを口に運んだ。
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