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それからいくつか他愛のない話をして、
頼んだ料理が綺麗に無くなった時、
「この間渡瀬くんと会った時にね、
うちと業務提携したらどうかと言ってみたんだ」
ぽつりと届いた声にゆっくりと顔が上がる。
「え?」
「会社同士じゃなくて、
ただ単に彼への提案だったけれど
…けど、これは内緒だよ」
軽く目を細める表情に、私は同じ表情で頷いた。
「ちょっと別の噂も耳にしててね
本人が何も言わないから分からないけれど」
そう言って少し眉を下げる。
――――なんだろう
胸が落ちたような感覚が
鈍い痛みを伴ってじわじわと広がっていく
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