渋い現実

26/32
前へ
/32ページ
次へ
持って帰ろうかと一瞬考えたけれど、 「預かってて貰えますか?  今からアフターだし」 「分かりました オーナーに預けておきます  あと、次のスケジュールだけ出して帰って欲しいんですが」 「あぁ はい」 そう言えばそれも忘れてた。 鞄から手帳を取り出すと、 挟まっていた何かが足元に落ちた。 カツン と音を立てたのは 光沢のある黒のボールペン (―――――――――――――) 今日たまたま持ち帰ったのを思い出して 内心ため息をつくと、 拾い上げてシフト表に字を走らせた。
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

448人が本棚に入れています
本棚に追加