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それからシャワーを浴びて外に出ると
散らばった下着は綺麗に無くなっていた。
もう寝たかと思いつつドアを開けると、
俺のシャツを羽織った真白が水を口に運んでいる所で、
ゆっくりその傍に近付くと、
ボトルを抜き取る。
喉を通る冷たい水が火照りを冷まし、
小さな息をついてボトルを脇に置いた時、
視界の中を大きく影が揺れて、
仄かに温かい温度を感じた。
「――――――――――――――」
一瞬何が起こったのか判らない
だけど唇の端ぎりぎりに当てられたのが何か判ったのは、
一瞬間を置いてからの事だった。
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