奔走 #2

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それからシャワーを浴びて外に出ると 散らばった下着は綺麗に無くなっていた。 もう寝たかと思いつつドアを開けると、 俺のシャツを羽織った真白が水を口に運んでいる所で、 ゆっくりその傍に近付くと、 ボトルを抜き取る。 喉を通る冷たい水が火照りを冷まし、 小さな息をついてボトルを脇に置いた時、 視界の中を大きく影が揺れて、 仄かに温かい温度を感じた。 「――――――――――――――」 一瞬何が起こったのか判らない だけど唇の端ぎりぎりに当てられたのが何か判ったのは、 一瞬間を置いてからの事だった。
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