不運の訪れ

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「そういえば、今何時?」 「もう昼休み」 「ここ、どこ?」 「学校」 「………。」 「あんた何しに学校来てるの」 昔から低血圧なせいか、目覚めても頭が機能するまでにどうも時間がかかる。 そういえば私、学校来てたんだっけ。 「あたしの把握では1限が始まる前にはもう寝てたよ」 ったく…と、呆れた表情で麗は私の前の席に座った。
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