第1章

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そんなある日、俺は仕事場で事故にあった。 左足を失った。 病院で足を返せと怒鳴りまくる。 失ったのは足だけではなかった。 仕事も、財産も、未来も全て失った。 嫁が俺の面倒を看ないといけないから、4人の子供は、親戚に預けるしかなかった。 仕事が出来ない男に、何の価値がある! 女々しく生きていくなら死んだ方がましだ。 人に隠れて俺は泣いた。 毎日毎日隠れて泣いた。
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