第1章

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「何でもない。」 元気なく答える琴美に哲二が詰め寄った。 「そんな訳ないだろう。目は虚ろだし、夕食の準備もしていない。何があった?大丈夫。一緒に解決していこう。これまでもふたりで相談して、なんとかやってきたじゃないか。」 既に対処方法を決めていた琴美。 本人の意思に関係なく、目から涙が溢れた。
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