第3章 赤坂の夜

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直斗は、話題を変えたくてママに 「オレンジジュースありますか?」 しばらくすると、オレンジジュースが運ばれてきた。 「直斗さん、どうぞ」 ママがグラスを勧めてくれた。 直斗は、グラスをナナに 「これは、君に。」 「私もお酒がいいな。」 「まだ、未成年だろ。」 「ちっ、違うよ。」 「嘘つくなら、もう来ないよ。」 そんなやり取りを見ていたママが、 「ナナちゃん、直斗さんには敵わないよ。諦めて、ジュースもらいなさい。でも、ナナちゃんが、未成年って何故わかったのかしら?」 ママとナナは、互いに顔を見て、不思議がっている。
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