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ママがいなくなったのを機に、
「ナナは、学生かな?」
「そうよ。よくわかったね。そんなに私のこと、気になる?」
嬉しそうに、目を輝かせていた。
それから、直斗はナナの夢、何故ここで働いているのか等、幾つか質問をした。
質問している間も、ナナが作る水割りを飲み続けた直斗。明日は休みだが、これ以上飲むと、帰れなくなる。
直斗は、ナナに
「そろそろ、帰るよ。」
そう言って、立ち上がった。
それを見たナナは、俯いたまま、
「また来てくれる?」
「ああ、来るよ。」
「いつ?来週の金曜日は?」
「わかったよ、金曜日に来るよ。」
そう言って、二人で部屋をでた。
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