二話:パーティメンバーは毒舌天使

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 さてさて。なんやかんやで、僕は第二の人生を始めることになった訳でございますが。  その僕は今、空に居ます。  いや、「居る」なんて表現は相応しくないか……。  正確に言おう。  僕は今、遥か上空から落下しています。  ………………。  ねえ、なんで僕は今、こんな所から紐無しバンジージャンプとかいうキチガイ行為をする羽目になってんの!?  あんだけ良い別れ方したのに、こんな上空から始めさせるなんて、それは酷ってもんじゃないですかね神様!? 「……んな事言ってる場合じゃないよね」  幸い、まだ地面は遠いうえに、そういえば僕は『不老不死』になったんだ。  いや、そりゃあこんだけ高い所から落下すれば相応の痛みは感じるんだろうから、それは嫌だけどさ。  まあ、落ち着け僕。僕は一度“死”を経験してるじゃないか。  ああいう死の間際や、それに準じるこういう時こそ冷静にならなくちゃ。 「……あ、そうだ!」  思い付いた。こういう時は、『想像したものを創造できる能力』で、ここから無事に助かる能力を創造すればいいんじゃなかろうか?
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