第66章《直人》

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柚葉の後ろに立ち、長い髪の毛を束ね左の肩に流した 右の肩のキャミソールの紐に沿って人差し指で 柚葉の白い肌の上をなぞった 柚葉は、ピクッと反応し首をすくめた 「柚葉、どうして欲しい?」 「な、なおとさん、あ、あの... 」 俺は柚葉の肩に舌を這わせた 「ヒャッ... 」 「決めて?」 「なおとさん... そ、の... 」 耳たぶを軽く噛んだ 「アッ... 」 「どうする?」 「直人さん、意地悪です... 」 可愛い子には意地悪したくなるんだよ 「わかった。じゃあ、何にもしない。」 好きな子なら尚更ね ・・・すると、柚葉は振り返り潤んだ瞳で、 上目遣いで俺を見た。
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